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営業秘密 秘密管理性01
 不正競争防止法にいう「営業秘密」は?

不正競争2条6項
「この法律において,営業秘密とは,秘密として管理されている生産方法,販売方法その他の事業活動に有用な技術上又は営業上の情報であって,公然と知られていないものをいう」

特に秘密管理性が問題となるケースが多いのですが,これについて具体的にどうすべきかを示したひとつの裁判例が次のものです。

東京地裁平成19年12月26日判決 判タ1282号326頁

「3枚の図面は・・・ドイツ語及び英語で『この図面はオーストリア,ロイテのアルファAの財産である。厳格に秘密として扱われ,書面による承諾がなければコピー,第三者に対する開示をしてはならない』と記載されている。しかしながら,上記記載は図面左端にドイツ語及び英語の小さな文字で記載されているにすぎず,一見して分かりやすいものとはいえない・・・上記記載のみをもって従業員らにおいて当該文書が機密文書である旨が明確に認識できるようにしてあるものとはいい難い。」
「むしろ,原告がある図面を秘密として管理したいのであれば,従業員らに対し誓約書を提出させる等の方法により厳格な秘密保持の約定を定めるとか,従業員らに対し当該図面を提示する際に,その用途を厳格に制限し,他の図面等と識別できる形で厳格に保管管理するよう指示し,使用後これを回収するなどして当該図面の管理を厳格にすべきであり,かつ,このような措置をとることは十分に可能であったと思われる。しかるに・・・」

時々,文書などに「赤文字で秘密と書いとけばいいですかね?」と質問されることもありますが,上記裁判例は参考になると思います。
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